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ハミングバードはスパム対策への特別なアルゴリズムではない

2016年9月にGoogleペンギンアップデートをリアルタイムにし、様々なサイトに影響を与えました。

ペンギンアップデートのリアルタイム化により素早くスパムサイトは評価を下げていくでしょう。

最近、会話型の検索が増えています。特に「音声検索」は海外では当たり前のように使用されているそうです。

私は今回のペンギンアップデートと同時に会話型検索のクエリに対する検索結果が非常に精度が向上しているように感じたのでGoogleのジョン・ミューラー氏(John Mueller)にTwitterハミングバードの更新をスパム対策として何か更新したか聞いてみたら返事をもらえた。

 ハミングバードとは

ハミングバードは会話型検索の精度を向上させるアルゴリズムアップデートです。

検索クエリをそのままキーワードとして処理するのではなく、そのキーワードがもつ様々な意味を含んで検索結果を表示します。

特に会話型検索が増えている昨今では、非常に理にかなったアップデートです。

ただし、日本語の検索クエリに対しては非常に対応が難しいのです。

日本語は特殊で、様々な言語と組み合わせて使用できます。

さらに、主語が無くても文章が成り立つ世界的にも非常に珍しい言語だからです。

 

スパム対策にハミングバードが更新されたのか?

結果からいうと、ハミングバードは更新されていないし、スパム対策に影響を与えるものになったわけでもありませんでした。

 

※私とJohn Mueller氏とのTweet  

 

日本語検索で「ブランド品」系のクエリで検索すると様々なスパムサイトが表示されていました。

しかし、2016年9月のペンギンアップデートリアルタイム化以降ではほとんどその姿を消しました。

非常に綺麗な感じにスパムサイトは消えたかスパム疑惑のサイトは評価を著しくランキングが下がっています。

また、リンクスパムも同様です。

これはペンギンだけの効果なのか?その他に同時にアップデートされたものがあるのでは?と感じるようになってGoogleのジョン・ミューラー氏に質問したという経緯です。

ジョン・ミューラー氏からは「私たちの全てのアルゴリズムはスパムに対応する必要があるが、ハミングバードはスパム対策の特別なアルゴリズムではない。」と回答を得ました。

このことからGoogleアルゴリズムでスパムサイトへ影響を与えるのはやはり「ペンギンアップデート」だけみたいです。

 

今後、Googleの全てのアルゴリズムはスパムを許さないものになるかも

先ほどのジョン・ミューラー氏の回答から少し気になる部分がありました。

Googleの全ての検索アルゴリズムはスパムに対応する必要がある」

という部分です。

これに対して私は簡単に読み流ししてはならないと感じました。

将来的にはGoogleの全ての検索アルゴリズムはスパムサイトを一掃できるようなさらに素晴らしい検索エンジンになる可能性が高いということです。

Googleの検索ユーザーにスパムサイトが一切表示されなくなる未来がすぐそこまで来ているのかもしれません。

 

今回のTwitterでのやり取りは世界的にも有名な「Search Engine Roundtable」でも取り上げられていますのでご紹介します。

www.seroundtable.com