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正規URLを使用する(Google)

httpからhttpsへの移行を考えている人や移行後の不具合に悩んでいる方に読んで頂きたい記事です。

 

正規URLを使用しよう

まず、正規URLへの統合でユーザーが検索してアクセスした際に、いくつかの問題が発生するとGoogleは説明しています。

 ・重複する、または類似のコンテンツのリンクのシグナル統合

・1つの商品またはトピックのトラッキング指標

・ユーザーに表示するURLの決定

・シンジケートコンテンツの解決

 このような問題を解決するには、正規URLを決めて複数のURLからのアクセスを1つにしましょう。

 

では、どうやって正規URLをGoogleに確認してもらうか。

Googleは推奨として7つ明示しました。

・優先ドメインを設定する

・使用するURLをrel="canonical"リンク要素で指定する

・同じコンテンツに対して使用するURLをサイトマップで設定する

・正規以外のURLには301リダイレクトを設定する

・動的パラメータの処理方法を指定する

・HTTPヘッダーで正規URLを指定する

・正規URLとしてはHTTPよりもHTTPSを使用する 

 この中で3つを説明します。

優先ドメインを設定する

これは使用するURLのバージョンをGoogleへ通知するということです。

では、どうやって通知するのか?

Googleが無料で提供しているSearch Console(旧:ウェブマスターツール)を使用します。

  1. Search Consoleのページで該当サイトを選びます。
  2. 右上の歯車マーク内で、サイトの設定を選びます。
  3. 使用するドメインという項目がありますので、希望のオプションを選択します。

但し、2つのサイトの所有者でないといけませんのでご注意ください。

 

使用するURLをrel="canonical"リンク要素で指定する

使用するURLの一本化といったところでしょうか。

ポイントは正規URLにも記述する必要性があるということを忘れないでください。

記述例:<link rel="canonical" href="https://example.com/blog/">

これを記述すると記述されたコンテンツは全て"https://example.com/blog/"にマークアップされます。

但し、相対パスではなく、絶対パスを使用してください。エラーになります。

適切:https://example.com/blog/

不適切:example.com/blog/

 

正規URL以外に301リダイレクトを使用する

私はこの方法を強く推奨します。

301リダイレクトは、ユーザーやGooglebotを正確に正しいページへ案内するからです。

301リダイレクトを詳しく紹介しているサイトがあるのでこちらをご覧下さい。

 

SEO視点

GoogleはHTTPページよりもHTTPSページを優先的に使用すると公表しています。

しかし、設定を間違えるとページのオーソリティが失われる危険もありますので注意しましょう。

HTTPS化がランキングシグナルでどのくらいの位置にいるかわかりませんが、ユーザーへの安心感やGoogleからの信頼されたページとして見てもらうにはHTTPS化は必須と考えています。

 

最後にGoogleからの注意点

・不適切なSSL証明書HTTPSからHTTPへのリダイレクトが原因でHTTPが強力に優先されることがあります。この優先は、HSTSを実装しても上書きされません。

 ・サイトマップやhreflangエントリに、HTTPSバージョンではなくHTTPバージョンを含めるのは避けてください。

SSLTLSの証明書を実装する際に、類似する誤ったホストで実装しないようにしてください。

(例:example.comでwww.example.comの証明書を配信しない)

証明書はサイトURLと完全に一致させるか、ドメイン内の複数のサブドメインで使用できるワイルドカード証明書にします。

 

また、robots.txtファイルでリソースをブロックする際は、HTTP・HTTPS両方をブロックするようにしてください。

 

非常に気をつける箇所が多い内容ですが、個人情報や暗証番号を入力させるようなコンテンツを配信している方は是非HTTPS化をご検討下さい。